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ダブルステッチ

2018/10/22 細かい文書を追加。しまい方と角の処理について追記。

blog-2008-09-23-10今回は作品では無く、レース革を用いたダブルステッチのやり方です。
ダブルステッチのやり方って、あまり情報が無いんですよね。うちの本にも書いてはありますが、今ひとつわかりづらいです。
ステッチの種類はいくつかありますが、ダブルステッチはかなりしっかりした出来になり、シングルステッチに比べ革の断面も見えなくなっていい感じです。しかもやり方さえわかれば、基本的な縫い方を守れば結構うまく綺麗にできます。
私は以下のような感じでやっています。

  • レース革は3mm×90cm。これでダブルステッチ10cmくらいできます。
  • 革の消費が激しいので、レース革は余裕を持って準備しておきましょう。途中で別のレース革になると色とか変化するので。
  • 結構時間がかかるし、途中で切れたりします。切れたら切れたで補修のやり方がありますので、それもマスターしましょう。
  • 穴の開け方に注意が必要です(詳しくは以下)。

穴開け

穴あけには平目打ちを使います。ハンマーで叩くとうるさいし、スティングレイ革は堅いので、今回は平目パンチを使用しました。平目パンチはペンチみたいな形で挟めるだけで穴が開きます。
しかし、実際には穴は狭いか開いていないことが多いので、しっかり握るか後でナイフで軽く切ります。いずれにしろ、レースを通す前にレース針を通しておくといいでしょう。
ちなみに、私は2mm間隔の平目を使ってます。レースは3mmなのでかなりきついですが、幅が広いと目が粗くなって見栄えが悪くなります。
穴は端から3mmくらいのところに開けています。2mmから3mmくらいが良さそうですね。

また、事前に穴を開ける場合は、革一枚一枚丁寧に開けましょう。複数枚重ねて穴を開けると、汚くなったり、写真のようにずれたりします。

 

縫い方

2018/10/22補足…2枚以上の革を重ねて縫う時は、それぞれ異なる歪みが発生し、全体的に歪んだり曲がったりする場合があります。堅い板状の物(私は鉄板定規を使ってる)を挟むと、クリップなどで固定して縫うと歪みが抑えられて綺麗に縫えます。

さて、実際の縫い方です。縫い始めからですが、縫い終わりやレースの継ぎ足しは省略します。見栄えの綺麗な面を「表」、断面を「上」と表現しています。
blog-2008-09-23-4まず、「表」からレース針を刺します。レース革は裏面が上を向いています。そのままレースを通し、2cmくらい残します。ここは最後に切断したりするので多く残す必要はありませんし、適当でいいです。
blog-2008-09-23-5残したレースに、長い方のレースをクルっと巻き付けて、レース針を次ぎの穴に差します。回し方、レースの表裏に注意。また、レース針をちょっと刺したらレース革が捻れていないか入念に確認します。結構錯覚で捻れますので。
レース針ははじめと同様にレース革の裏面が上を向くように刺します。
ここで、レース革の×ができあがるのが重要です。
形は多少崩れていても問題ありません(縫い始めの箇所は後でもほどくことができるので)。

blog-2008-09-23-6写真の場所にレース針を刺します。この時も、レース革の裏面が上を向きますね。
差す時に×の二本の革の下を通してください。一本の革の下だとシングルステッチになります。
blog-2008-09-23-7次の穴にレース針を差します。引っ張りすぎるとレース革が簡単に切れるので、強すぎず弱すぎずに締めてください。ここでまた×が出来ています。
blog-2008-09-23-8また、×の下を通します。場所をよく確認してください。
blog-2008-09-23-9そしてまた穴に通します。
 基本的には

  1. ×の下を通す。
  2. 穴を通す。

の繰り返しです。縫い始めは混乱しますが、ここまで縫えば後は繰り返しなので難しくありません。
ただ、時間が掛かるし、普通は10cm程度では済まないので継ぎ足しも必須です。革の種類によっては良く切れたりするのでかなりイラっとします。
忍耐強く縫っていきましょう。

角の処理

角ですが、特に力加減を変えないで写真の通り一つの穴に対して2回通すと綺麗な角になります。雰囲気的には角が45度曲がる毎に2回通す穴が一カ所って感じですね。写真のように90度曲がる角に対しては、2回通せばOKです。

 

しまい方

ループ上に縫った場合の最後の処理の仕方です。図のコメントが見えない場合は、図をクリックすれば大きくなるはずです。

普通に縫い続けて、最後の穴に通す直前まで縫います。
そしたら、一番先頭の部分を、輪っかから外します。
外した剰りは不要ですが、革2枚重ねの場合は、革と革の間まで引き抜きます。
剰りは不要なので切断しても大丈夫なのですが、先に切断すると、引っこ抜けたり最終調整がしづらいので、個人的には残しておいて最後に切断した方がいいです。

 

縫い残した部分を進めます。
普通に縫いますが、革の穴を通し、次の×を通す前に、先頭の輪っかにレースを通してから×を通します。
×を通した後、微妙に歪みが出来るのである程度は直しますが、強く引っ張るとレースが切れるので、ほどほどに締めます。(最終的な締め具合の調整は後でするので、ここでは歪んでても大丈夫)

 

×を通した後に、さらに最初の輪っかに通します。輪っかを通した後も切れない程度に強めに締め、徐々に形を整えていきます。
最初の輪っかを通した後に、次の革の穴を通します。
この穴は普通に反対側まで貫通して良いですが、この穴には先頭のレースも通ってます。なので、先頭のレースを引き抜かないように慎重に通します。

 

最終的に図のようになります。なお、結構歪みが出る場合があるので、レースや革を引っ張りながら、形を整えます。ある程度レース針をスキマに突っ込んで引っ張ってもいいですが、テコの原理で引っ張ると切れるので、ほどほどにして下さい。最終的には若干の歪みは残ってしまうこともあります。

大体形が整ったら残りの革を切ります。大分しっかり挟まってるので抜けることは無いと思いますが、私は念のため、スキマに接着剤を塗ってから切ります。

切った後の調整は難しいし、レースが抜けたら大変なので、最終調整は切る前に終わらせましょう。

2 comments to ダブルステッチ

  • 黒田

    最後の仕舞いはどうすればいいの?

  • デルタ

    あ、写真を撮らずに縫い終わってしまいました…また機会があったら写真を撮っておきますね。雰囲気的には縫い始めを少しずつ解いて、追っかけて縫う感じです。終端は革の間に挟み込んで接着剤で固定しました。

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