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携帯ケースVer5

久々の革細工です。携帯ケースですが、今回のはしまうと言うより納めておくだけのホルスタータイプなので、フタがありません。 革の裏地をあえて表に出すスエード仕立てにしたので、見た目は地味ですが味のある感じになりました。 っていうか本当に久しぶり過ぎて、針に糸を通す方法(革用縫い針は布用とちょっと違う通し方をしまう)も忘れてましたよ・・・

携帯ケースVer4

新しい携帯を買ったおかげで以前作成した携帯ケース(Ver3)が使えなくなりました。そこで新しい携帯ケースを作りましたよ。

今回は写真のように、エンジのオイルレザーにコブラ革、海外のコインをあしらったコンチョという一見落ち着いたデザインです。

前回と同様にケースから出さずに携帯を開閉できます。私は携帯が時計代わりで頻繁に開閉するので、この機能は必須です。 ベルトポーチ型なので、背面にはベルトに止めるフックがありますね。

コンチョの所がホックになってるので開けると携帯が取り出せます。フタが携帯と一緒にとれるので、電話に出る時は写真のように分離します。

今回の目玉はコレ。底面が隠しケースになってます。携帯にmicroSDカードが使えるので、SDカードアダプタとかをしまえます。 今回はなれてきたおかげでデザイン的にはこのバージョンで満足行く物ができました。いろいろなギミックのおかげで、作るときは小さい革片をクリップでしっかり押さえながら縫ったりとかでとても大変でしたけどね。 また、今回はこの立体感をしっかり維持できるように1.5mm厚の革を二枚重ねにしてます。これを折ったりするとその歪みで設計上のサイズから5mmくらい大きめに革を切り出さないとサイズが合いません。おかげで失敗した革片だかでもう一つ作れそうな位失敗を繰り返してます。

[…]

ゆっくりしていってね!!!

友達からのリクエストです。キーケースを作ってみました。っていうか、キーケースの部分はどちらかというとおまけで、本体は… 開くとこんなカービングイラストが見れます。このネタを知らない方はwikipediaなりGoogleイメージ検索なりを参照のこと。 それにしても気合いで短時間で打ったのでかなり疲れた…

財布Ver2

前回の失敗を糧に作った財布第二弾です。かなり前に完成したモノなんだけど、アップし忘れてました(^^;) 前回と同様にスティングレイ(エイ)革を使用。ただし赤染色のもので、且つ表面をなめらかに加工してあるのを採用してます。 また、縁はダブルステッチで編んでいます。

背面はこんな感じで開けると小銭入れになっています。前回のは内面に小銭入れがありましたが、小銭の量で厚みが変わり開け閉めに影響があるので、このようにどちらかと言えば外側に付けました。デザイン的に一体感があった方がいいような気がしたので、本体と一体型になっています。

開けるとこんな感じ。カードがたくさん入ります。革を何枚も重ねているので、厚みが出ないように薄く柔らかい羊系の革を使ってます。 あと、前回はカードが入らなかったので、カードの幅85mmに対し、縫いしろを含めて革の幅を100mm取りました。それでもちょうどぴったしですけどね。

札入れの部分は二層になっています。外側は普通の札入れ。ちょっと広すぎ。内側はカード入れ&レシートとか適当にぶっ込むところになってます。

半分に折るタイプなので、カードとかを入れると厚みが3cmとかなりあります。まぁ、手作りだししょうがないかな?と思ってますけどね。

がま口

親の誕生日プレゼント用に革でがま口を作ったんだけど、出来は今ひとつ旨くいかなかった(3つくらい作ったんだけど…)。 で、残ったがま口パーツ(失敗を見込んで多く買いすぎたw)を使ってもう少し研究を…と思ったらそいつらにサンプル型紙が入ってた! ってことで、それを応用して作ったのがこちら。 なかなかの出来になりました。 革は布のようにまちを入れられません(硬いから)。当然、金具と同じ形で型を取るとぺしゃんこになりますが、下手に真ん中をふくらましても、口の開閉時の変形(歪み)に耐えられません。 その辺の歪みを考慮した設計がこちら。 基本は金具の中に入るので、金具の外周に合わせて型紙を作るんですが、真ん中をふくらませるには、型紙をハの字に広げます。ポイントは、 ハの字に広げるには、ちゃんと円周上の方向に広げるイメージ。 広げすぎると変形に耐えられない。この口の場合は10mm~15mmくらいがベター(15mmでも結構広げすぎだった)。 金具に当たらない場所は5mmくらい内側になる。そうしないと開閉の時の歪みで金具に当たって壊れる。 こんな感じです。二枚の革を縫い合わせる時も布の様に縫ってから裏返しは出来ないので、革を重ねて縫います(片面の表ともう片面の裏が重なる感じ)。 ※ただし、片面には縫いしろが5mmくらい必要なので、それも考慮して大きめに作る。 こんなことを考慮してやっとふっくらとふくらむがま口になります(^^;

シンプル携帯ケース

仕事で支給されてる携帯電話をベルトに固定する為のケースです。前作とは違う携帯でとりあえず入れるだけのシンプルな形です。 縫う量もかなり減らしたので、数時間で出来ました。 中央に三角の穴がありますが、着信を知らすLEDがその形なので光るとその穴から見えます。 あとは、三角の穴にあわせて、全体的に三角を意識したデザインにしました。 まぁ、あとはコレといって目新しいところは無いです。  

ダブルステッチ

2018/10/22 細かい文書を追加。しまい方と角の処理について追記。

今回は作品では無く、レース革を用いたダブルステッチのやり方です。 ダブルステッチのやり方って、あまり情報が無いんですよね。うちの本にも書いてはありますが、今ひとつわかりづらいです。 ステッチの種類はいくつかありますが、ダブルステッチはかなりしっかりした出来になり、シングルステッチに比べ革の断面も見えなくなっていい感じです。しかもやり方さえわかれば、基本的な縫い方を守れば結構うまく綺麗にできます。私は以下のような感じでやっています。

レース革は3mm×90cm。これでダブルステッチ10cmくらいできます。 革の消費が激しいので、レース革は余裕を持って準備しておきましょう。途中で別のレース革になると色とか変化するので。 結構時間がかかるし、途中で切れたりします。切れたら切れたで補修のやり方がありますので、それもマスターしましょう。 穴の開け方に注意が必要です(詳しくは以下)。 穴開け

穴あけには平目打ちを使います。ハンマーで叩くとうるさいし、スティングレイ革は堅いので、今回は平目パンチを使用しました。平目パンチはペンチみたいな形で挟めるだけで穴が開きます。 しかし、実際には穴は狭いか開いていないことが多いので、しっかり握るか後でナイフで軽く切ります。いずれにしろ、レースを通す前にレース針を通しておくといいでしょう。 ちなみに、私は2mm間隔の平目を使ってます。レースは3mmなのでかなりきついですが、幅が広いと目が粗くなって見栄えが悪くなります。 穴は端から3mmくらいのところに開けています。2mmから3mmくらいが良さそうですね。

また、事前に穴を開ける場合は、革一枚一枚丁寧に開けましょう。複数枚重ねて穴を開けると、汚くなったり、写真のようにずれたりします。

 

縫い方

2018/10/22補足…2枚以上の革を重ねて縫う時は、それぞれ異なる歪みが発生し、全体的に歪んだり曲がったりする場合があります。堅い板状の物(私は鉄板定規を使ってる)を挟むと、クリップなどで固定して縫うと歪みが抑えられて綺麗に縫えます。

さて、実際の縫い方です。縫い始めからですが、縫い終わりやレースの継ぎ足しは省略します。見栄えの綺麗な面を「表」、断面を「上」と表現しています。 まず、「表」からレース針を刺します。レース革は裏面が上を向いています。そのままレースを通し、2cmくらい残します。ここは最後に切断したりするので多く残す必要はありませんし、適当でいいです。残したレースに、長い方のレースをクルっと巻き付けて、レース針を次ぎの穴に差します。回し方、レースの表裏に注意。また、レース針をちょっと刺したらレース革が捻れていないか入念に確認します。結構錯覚で捻れますので。 レース針ははじめと同様にレース革の裏面が上を向くように刺します。 ここで、レース革の×ができあがるのが重要です。 形は多少崩れていても問題ありません(縫い始めの箇所は後でもほどくことができるので)。 写真の場所にレース針を刺します。この時も、レース革の裏面が上を向きますね。 差す時に×の二本の革の下を通してください。一本の革の下だとシングルステッチになります。次の穴にレース針を差します。引っ張りすぎるとレース革が簡単に切れるので、強すぎず弱すぎずに締めてください。ここでまた×が出来ています。また、×の下を通します。場所をよく確認してください。そしてまた穴に通します。 基本的には

×の下を通す。 穴を通す。

の繰り返しです。縫い始めは混乱しますが、ここまで縫えば後は繰り返しなので難しくありません。 ただ、時間が掛かるし、普通は10cm程度では済まないので継ぎ足しも必須です。革の種類によっては良く切れたりするのでかなりイラっとします。 忍耐強く縫っていきましょう。

角の処理

角ですが、特に力加減を変えないで写真の通り一つの穴に対して2回通すと綺麗な角になります。雰囲気的には角が45度曲がる毎に2回通す穴が一カ所って感じですね。写真のように90度曲がる角に対しては、2回通せばOKです。

 

しまい方

ループ上に縫った場合の最後の処理の仕方です。図のコメントが見えない場合は、図をクリックすれば大きくなるはずです。

普通に縫い続けて、最後の穴に通す直前まで縫います。 そしたら、一番先頭の部分を、輪っかから外します。 外した剰りは不要ですが、革2枚重ねの場合は、革と革の間まで引き抜きます。 剰りは不要なので切断しても大丈夫なのですが、先に切断すると、引っこ抜けたり最終調整がしづらいので、個人的には残しておいて最後に切断した方がいいです。

 

縫い残した部分を進めます。 普通に縫いますが、革の穴を通し、次の×を通す前に、先頭の輪っかにレースを通してから×を通します。 ×を通した後、微妙に歪みが出来るのである程度は直しますが、強く引っ張るとレースが切れるので、ほどほどに締めます。(最終的な締め具合の調整は後でするので、ここでは歪んでても大丈夫)

 

×を通した後に、さらに最初の輪っかに通します。輪っかを通した後も切れない程度に強めに締め、徐々に形を整えていきます。 最初の輪っかを通した後に、次の革の穴を通します。 この穴は普通に反対側まで貫通して良いですが、この穴には先頭のレースも通ってます。なので、先頭のレースを引き抜かないように慎重に通します。

 

[…]

シフトカバー

車のコラムシフトのカバーです。ちょっと息抜き程度に作ったモノですが、微妙な立体感があるので形が合うかな?と思ってたらピッタリでした( ̄∇ ̄)。 裏はこんな感じでスニーカーのように結べるようにしました。先端ほど太いのでこんな感じになりますね。 スポーツモードボタン(オーバドライブみたいなもの)の穴がゆがんじゃいましたが、触り心地はいいですよ。

財布(失敗)

財布を作りました。ただ、こいつは失敗です。作ってる途中からダメっぽいと思ってたんですが、とりあえず完成させました。 失敗の原因は革の厚さ。厚すぎて堅くなり、またカードとか入れると閉まらなくなります。半分折りタイプなので、真ん中の折り目を広く取れば良かったんですけどね。 表面の革はスティングレイ(エイ)革です。すごく堅くて加工が大変でした。周りはダブルステッチで編んでいますが、この編むのに二週間くらい掛かってます。 中身はこんな感じ。カードをたくさん入れられるようにしました。また、間のカード入れは定期とか入れられるように窓が付いています。 小銭入れ。小銭入れはやはり中に付けると難しいですね。厚みが出るとカードに被害が出るし、厚みを読みづらくなります。とりあえず表面にはカービングをしましたが、着色が失敗(汗)。 札入れのところは二相になっており、片側はレシート&カード入れになっています。 現在はもっと薄くて柔らかい羊の革でリベンジ中。かなり慎重に作ってるので、また2~3週間かかるかも。

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ダーツケース

レザークラフト系のサイトを見ると何故かダーツケースを良く見かけますが、何か関係があるんですかね。それは知格として、私も多少ダーツを嗜んでいるので、今回はダーツケースを作ってみました。 ←フタの部分はホックで留めてあって、パチっと外すとこんな感じで開けます。 →さらに、フタとケース部分もホックで留めてあるだけなので、分離できます。 で、反対につなげるとベルトポーチスタイルになります。まぁ、ベルトに付けて使うことは無いと思いますけどね。 左がフタの内側。予備の羽とか先端とかが入ります。右がケースの内側。ダーツ三本が入るように中で分離されています。 実はフタのホックの部分を1cmほど間違えました。これだけでも見栄えがかなり違うんだなぁというのも実感です。

[…]

レザークラフトの始め方

あぁ、もう夏休み最終日だ…

それはさておき、レザークラフトの始め方ですが、テクニック系はググれば結構出てきますが、始める時に必要な工具を紹介しているサイトはなかなか無いです。で、主に最低限この工具は必要ってのを挙げてみます。入門キットとかも売ってますが、私は一つ一つ揃えました。 作る物によって必要な物とかもありますので、それは個々の説明を読んでください。

なお、革用クラフト工具と革などの材料は専門店や専門コーナーじゃないと手に入りません。そういう店ってあまり無いんですが、見つけるにはたぶんクラフト社の全国取り扱い店一覧あたりが便利です。その他、リンク集でも参考にしてください。

まずは、革と糸。コレがないと始まりません。革はヌメ革、サドルレザー、オイルレザーとかがいいでしょうね。始めは薄くて固めの革が扱いやすいです。厚いと縫う時大変だし設計通り作るのが難しいです。柔らかい革は感触はいいですが切ったり穴を開けたりの加工が難しいです。 糸は、おすすめは中細。細い方が縫いやすいですが、切れやすいです。あと、ロウ(後述)を塗ってない糸はロウを塗る必要があります。 革を切るのには一般的に革切り包丁(写真の一番太いヤツ)が言われていますが、カッターナイフでも大丈夫です。カッターナイフの場合は鉄定規とか必須になりますが、安いです。皮切り包丁は¥2000くらいするので始めの出費としてはきついし、曲線を切るのはやっぱりカッターナイフが必要です。ただ、切れ味のいいクラフト用のカッターにしましょう。普通の工作用カッターナイフだと、切ってる途中で刃が折れたり、へっこんだりするのでダメです。 あと、いずれにしろカッター台は必須ですね。工作用品を扱ってるところなら¥600くらいで買えるし、革切り包丁をハンマーで叩いても貫通することはないです。

左は針。基本的に最低二本必要です。理由は縫い方のサイトとかを見ればわかります。右はトコノール。トコフィニッシュという製品もありますが、雰囲気的には木工用ボンド。トコ(裏面)に指でグリグリ塗るだけで、ササクレが綺麗になります。基本的にどんな革にも塗った方がいいと思うので、必須。

左から菱目打ち、ステッチングルレット、鉄定規です。革は基本的に穴を開けてからじゃないと縫えません。 ルレットは穴を開ける間隔を一定にする為に跡を付ける工具です。無くても穴は開けられますが、穴が等間隔じゃないとできばえがかなり悪くなるので、必須だと思ってます。 菱目打ちは実際に穴を開ける工具。ただの目打ちより菱目打ちの方が縫いやすいです。 鉄定規はまぁ線を引いたりに必要なんですが、L字の方がいろいろ便利です。

左からステッチンググルーバー、これは縫うところに溝を掘るやつですが、始めは無くてもいいかも。扱い難しいし。慣れると綺麗に縫えます。 真ん中はハサミ。ただのハサミ。型紙作ったりに使えます。革を切るのにはあまりおすすめしませんが、ササクレを処理するのに多少使えるかも。 右はモデラでいいのかな。革に線を引きます。これはかなり必須。鉛筆とかでも代用できますが、あると便利です。似たようなので鉄筆もありますが、私はこっちの方が好きです。

これらは必須では無いですが、限りなく必須に近いです。 左はクリップ。別に専用のモノでは無く、普通のクリップです。二枚以上の革を重ねる場合は無いとつらいです。なるべくしっかり広い範囲で固定でき、なるべく革にキズを付けない物がいいですね。 真ん中はヘリ磨き。革の角や切れ目は革が堅いほど触り心地が悪いので、これで角を潰します。無くても物は作れますが、処理するとかなりできが良くなるし、これ自体安いのであると便利ですね。 右はコバスーパー。製品名的には別の物もありますが、要するにコバ(革の切れ目)を着色する物。色付きの革は、基本的にコバと表面の色が違うので、これで着色します。これも無くても物は作れますが、コバと表面の色が違うなら、塗った方が仕上がりがいいです。

左は打ち台。始めは無くていいかもしれませんが、ホックを打つのに必要かも。1つ分のも売ってるけど、買うならこのタイプがいいです。高いですけどね。 真ん中はロウ。糸に塗ると滑りや耐水性、塗った跡のしっかり感が増します。ロウ引き糸を買ったなら不要かもしれませんが、将来的にはいずれ必要になります。 右はゴム版。ホックやカシメを木槌で叩く時に必須になります。

木槌とポンチ。木槌はこの後出てくるホックやカシメを打つのに必須です。金槌でもいいですけど、木槌の方が扱いやすいです。 ポンチもホックやカシメを打つのに必須。2mm~5mmまでの4種類があれば十分ですが、基本的なホックやカシメは3mmと5mmがあれば大丈夫です。

作る物によっては必須ですかね。打つ場合は木槌、打ち台、ゴム版などが必要になります。いずれも革の厚みによっては打てない物もあるので注意です。 個人的には右下のホックがお気に入り。厚みがさほど出ないし、止める時の堅さもちょうどいいです。なお、打つには専用のホック打ち具が必須です(一本\300くらい)。 中央下、左下はジャンパーホックですが、あまり好きではないです。厚みがかなり出るし、止める時かなり堅いです。よほどしっかり止めたい時しか使いません。これも専用のホック打ち具が必須です。 真ん中と上の列は全部飾りカシメですね。こういうのでいろいろ彩り豊かにするのも楽しいです。基本的には打ち具は必要無いです。ピラミッドのとかは中空でそのまま打つと潰れるので打ち具が必要になります。

結局、何を作るかが大事なんですが、こんな感じでいろいろな物が売ってますので、こういうアイテムが揃ってるサイトなどを参考にしてイメージをふくらますといいですね。

よく「なんか習いに行ったの?」って聞かれますが、別に習わなくても始められます。普通の縫い物とはちょっと違いますが結局は縫い物の応用で、昔穴の開いた靴下を縫って慣れた私くらいのスキルがあれば始められます。 まぁ、上達するにはそれなりの書籍とか読む必要がありますが、縫い方とか基本的な知識はネットでググったりすればあります。後は店舗に飾ってある製品を参考にしましょう。

あとは根気が必要です。始めは10cm縫うのに30分くらい掛かりますからね。

 

[…]

工具とか

いろいろこなれてきたので、少し工具ネタを語ってみようと思います。 ←これは革を切る道具。普通、革の加工には革切り包丁って写真でいう一番太いヤツが紹介されています。以外と高いんですよね。安いヤツでも\2000~\3000します。高いので最近まで持ってませんでしたよ。 それまでは、普通のクラフト用カッターナイフを使ってました。写真のは軽くてコンパクトでなかなかの優れものです。刃が二種類ありますが、先端が鋭い方が良く切れます。細かい細工にいいですね。一方、先が緩やかなカーブになっている方は、「押さえながら切る」というのができる代物。柔らかい革はこっちじゃないと切れません。 クラフト用のカッターナイフは、鉄定規を使っても切れ目が曲がることがありますが、革切り包丁は曲がらないし、5cmくらいを一気に切れるので楽です。 使う革、切る内容によって、使い分けるといい感じです。 で、カッターナイフの方はフタが無くて、危なっかしかったので刃を保護するフタを作りました。 しばらく、フタをどーしようか悩んでました。自分が革の加工をしてるんだから自作すればいいのに、そんなことを忘れてましたよ。(^^; さて、最近、目打ち(細長い穴を開けるヤツ)とポンチ(丸い穴を開けるヤツ)を全部新調しました。ほとんど使ってないんだけど、穴が開かなくなりました。原因は堅い台(金属)を使ったから。 こういう穴あけ系は堅い台を使うと穴が開けやすいんですが、一発で先端がつぶれますね。写真の右側がその先端がつぶれたヤツです。微々たる差ですが、使い勝手は天地の差です。 あと、最近カービングを始めたお陰で打ち物が増えてきました。整理する為にこんなのを作ってみました。こういう小物ならいくらでも作れるのが革の醍醐味ですね。

オヤジの財布

親に頼まれて作った財布です。この前に一作失敗したので、ちと時間が掛かってしまいました。外観はシンプルでホックも一つしかありません。 開けると、中には2つのポケットがあって、写真だとわかりづらいかもしれませんが、開けた手前が札&カード入れ、ガバっと開けると巨大小銭入れになっています。 ちと微妙にサイズがおかしいんだけど、シンプルでいいできになりました。

携帯ケースVer3

携帯ケースの三作目です。 革を二重にしたことでしっかりとした作りになり、黒と赤の渋めの色の中にアクセントとして白い糸をステッチしてみました。

前作との比較。如何に前回が手抜きだったかバレバレ…w厚みが増しただけで重厚感があるし、今回はちゃんとコバ(革の切れ目)も着色したのでしっかりした感じに見えますね。

前回と同様にベルトポーチタイプなので、携帯を取り出さなくても開けます。前回のは開くと液晶の上面あたりで革から携帯が外れてしまう問題があったけど、今回のはしっかり支えられるようにしました。

こちらは携帯の取り出し口。ホックを外して手前の穴から押し出せば簡単に取り出せるので、着信の時にもたつくこともありません。 ちなみに、赤いカラータイマーみたいなのは、開閉のジョイントにもなっています。

これは裏面。ベルトに固定するところです。結構ストレスのかかるところなので、革を二枚重ねにしました。

今回白い糸を使うのが初めてでどうなんだろう?と思ってたけど、メリハリが出て派手でもなく地味でもなく、本当にいい感じのアクセントになってよい感じにできました。  

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デジカメケース

今度はデジカメケースに挑戦です。旅行記にあるようによく旅行をするんですが、以下のような条件を満たせるデジカメケースって、あまりないんですよね。  

デジカメのバッテリーがよく切れるので、予備バッテリーを入れられる。 夜景を撮るのに小さくても三脚があると大変便利。

その辺を全部入れられる作りにしました。 作る前のパーツはこんな感じです。 ↑左は開けたところ。右は背面(逆さから見たところ)です。ベルトポーチ型なので、ベルトにしっかり止まり、動かないような作りになってます(なってるはず)。

ちなみに今回は、初めて革の彫刻とも言えるカービングにチャレンジしてみました。工具が全てそろっていたわけでは無いので中途半端です。あと、元々のデッサンが微妙に来るってたので、その辺もよくないですね。 まぁ、初めてなのでこんな感じ。次回はちゃんと染めたりもしてみたいな。

とりあえず、何作か作ってみて、特にヘリ(革の切り口)の処理がだんだんわかってきた気がする。ちゃんと処理する道具が全てそろってるわけではないけど、タダ単にヘリ落としとか、ヘリ磨きで磨くだけじゃダメなんだなってことがわかった気がする。

[…]

本とかお店とか

まずは本。 Amazon:4529041980基本的な革の種類、切り方、縫い方、完成サンプルと型紙から、カービングの基本的なノウハウまで書かれている。これから始める方にはいいかも。 個人的にはWebで調べて始めていたけど、こういった本を先に読んでおけばよかった…と思った。 Amazon:476620042X初版が昭和51年とめっちゃ古い本。まぁ、使っている工具とかは昔も今もあまり変わらないかな。技術的なことはそれなりに書いてあるが、何よりいろんなタイプのカービングの写真が多いのでわかりやすい。 次はお店。地元の神奈川県周辺に偏ってます。 クラフト社 http://www.craftsha.co.jp/index.html 全国取扱店一覧を見ると、レザークラフト系のお店を調べることができます。 あと、マイマップを作ってみました。 こちら

携帯電話ケース

最近、レザークラフトネタばかりで済みません。だっておもしろいんだもん(反省の色無し)。で、今回は携帯ケースです。 ベルトポーチ型(タテじゃなくてヨコに引っ付く)ですが、取り出さなくても開けるギミックが施してあります。作成は設計も含めて2日間しかかけていません。なので、全体的にちゃっちいですが、落ち着いたデザインになりました。 実はその前に一週間かけてこれを作ったのがコレ。ただしこれは没にしました。どちらもヨレっとしてて素人丸出しな作りなのには違いないんですが、こちらはハデさが目立つのでちょっと持ち歩くのはイヤだなと思ったので没です。 ウィルコムのロゴとか縫い目とか結構がんばったんですが、まぁ技術アップの礎と思って… どちらの作もまぁ今後に課題を残す結果になりましたので、次もがんばろう。

リンク集

マイマップ(東京・神奈川の革屋) http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&msa=0&msid=115565236030678796297.000451449eadbd0684e0b&z=10 徹創レザークラフト http://leather.tessoh.com/ Collectionに作品集がたくさんある。ハンドバックとかもはや素人の域を超えてる気がする… TWO-SPIRITS http://www.two-spirits.com/ 革製品を作って売ってるところのようですが、デザインとか参考になります。 And leather http://www14.plala.or.jp/kutuya/index.html 安っすい革の店 LeatherCraft.jp http://www.leathercraft.jp/ わかりやすい名前ですね。いろいろな工具やパーツが売ってます。 ここで買ったことはないけど、参考程度に見てます。 punto http://www.punto.co.jp/index.html ここもパーツを売ってるところ。「カシメ(飾りカシメ)」に掲載されている種類が多くておもしろいです。 クラフト社 http://www.craftsha.co.jp/index.html 全国取扱店一覧を見ると、レザークラフト系のお店を調べることができます。

工具その2

ピンボケですね。すみません。左から、 ゴム版主に装飾されたホック打ち用かな。堅い台を使うと装飾が壊れますので。 ステッチンググルーパー縫う溝を掘る工具ちょっと使い方が難しい感じ。まだ実践では使ってません。 ヘリ落とし革の切断面の角をなめらかにします。結構使うけど、うまく使わないと革がほつれてボロボロになります。 革抜きポンチ前回紹介したのは5mmで、これは3mm。この2つがあるとかなり便利。 菱目打ち縫い穴を開けるやつ。ハンマーで叩かないと開かないので、買ったはいいが夜中使えない… ホック打ち各種コレに関してはサイズ毎に準備しなければなりませんので。 これは菱目抜き(左)。菱目打ちが夜中使えないので、買いました。今までの千枚通し(右)と穴の大きさはほとんど違いが無いですが、糸の通りやすさは抜群です。 こんな感じの穴が開きます。ちなみにこの縫い方はたぶん悪い例。糸で引っ張られる方向に菱形の先端が来ると強度が落ちますからね

二作目作成中

レザークラフトにはまったので、早速二作目制作開始。今回はITの技術を駆使して、PhotoShopで図面を書いてみました。 ちなみにグリッドを出して、そこにフィットさせるといいんですが、出し方は以下の通り。 ビュー→表示→グリッド(グリッド表示) ビュー→スナップをON(グリッドにフィットさせる) 編集→環境設定→ガイド・グリッド…で、グリッド線を10mm、分割数を2 これで、1cm毎の線と、5mm毎の細い線が出ます。 で、描いて印刷したのがこれ→。 ちゃんと100%で印刷すれば設定した大きさで印刷されます。 さらに切った革はこれ。 実際は切り取った革のサイズとかがおかしくてさらに切ったりしてます。 続きはまた。