ここのページはpostfixについて詳しく書こうと思ったけど、面倒になって来たので、他のネタは他のブログを見てください。
postfixとは Amazon:4756140513
ここはpostfixというMTAの設定の備忘録です。MTAとはつまりメールサーバで、インターネット上でメールの受送信の役割を担います(この辺の詳しい説明は省略)。
紹介している本は私が参考にした本です(既にVerが古いかも・・・汗)。 なぜpostfixか
メールサーバの代名詞から、セキュリティ問題の代名詞のような扱いにされて早数年のsendmailですが、それだけではなく設定の困難さから、今の世の中でも敬遠されている存在には代わりありません。 過去にqmailの調査と利用もしましたが、qmailは最新バージョン(1.03)が出てからかれこれ8年経過しており、ユーザグループのサポートで何とか生きながらえていると言う状態になっています。「シンプル且つ安全」と言われたqmailですが、既に1.03から追加機能とセキュリティ問題でパッチだらけになってしまい、もやは素人の手出しができない代物になりつつあります。
そんな中で注目されているメールサーバの一つとして、postfixがあります。性能・設定の容易さなどが特徴でしょう。注目されていること=セキュリティの問題も発見されやすいというのもありますが、公式サイトを見てもわかるとおり、頻繁にバージョンアップされていることから、信頼できるものに見えます。
ソースコードとrpm
このサイトは、以前からソースコートからコンパイルしでデーモンの構築を推奨してきました。これは、なるべく最新版を入手し運用すべきと考えたからです。 しかし、昨今はバイナリコードによる提供も良くなってきましたので、ここではソースコードからのコンパイルは解説しません(私ももう実際にコンパイルしてないし)。 FedoraCoreであれば(っていうかそれ以外は知らない)、「yum update postfix」などのコマンドで気軽にアップデートできるので、管理上それでよいと思います。
そんな訳で、ここではFedoraCore5のバイナリベースで解説しています。それ以外の方はパスなどを読み替えてください。
postfixとDNS
postfixに関わらず、インターネット上で稼働するメールサーバは通常DNSを参照しています。何を参照しているかというと、相手先ドメインのメールサーバがどこにあるかというのを参照しています。 たとえば、yahoo.co.jpドメインであれば、以下のコマンドで調べられます。
# dig yahoo.co.jp mx | grep MX | grep -v '^;' yahoo.co.jp. 384 IN MX 10 mx2.mail.yahoo.co.jp. yahoo.co.jp. 384 IN MX 10 mx3.mail.yahoo.co.jp. yahoo.co.jp. 384 IN MX 10 mx4.mail.yahoo.co.jp. yahoo.co.jp. […]